初詣などで神社にお参りへ出かけることがあっても、神社に関する知識はそこまでもっていないという人もいると思います。
参道の真ん中を歩かない、手水舎で手を清めてからお参りするといったマナーだけでなく、神社にはどのような人が務めているのかといった知識についても深めていきましょう。
神社においてお祓いなどを行う人を総称して神職と呼んでいます。

一般の人にとっては神主という名称がわかりやすいかもしれませんが、これは正式な名前ではないことを覚えておきましょう。各神社の神主のトップが宮司です。
神職を取りまとめて、責任者として神社での職務を全うするのが宮司の務めです。
神社に神職が一人しかいない場合は、自動的にその人が宮司となるわけです。
ただし、通常の神職よりは立場が上で、宮司の下にあたる人を権宮司と呼ぶこともあります。

宮司、神社での役職は?

神社は日本におわす幾多の神々を信仰するための施設であり、神社ごとに祭っている神々が異なります。
アニミズムから生じた多神教の日本では、氏神と呼ばれる地域の神々に感謝を捧げ、敬い奉ることが信仰として引き継がれてきたのです。
そんな神社に務める人たちを神職と呼びますが、実は緩急が存在することをご存知でしょうか?

各神社におけるトップが宮司であり、代表者として様々な祭祀を取り仕切ります。
その他の階級としては下から出仕、権禰宜、禰宜、権宮司となっており、神社の規模によって宮司以外の役職は省かれることもあるのです。
神職を見分けるには袴の色を見るのが一番簡単です。

一般的に宮司と呼ばれる人たちは白地に藤紋の袴を着ていることが多いのです。
一方で見習いに近い立場の人は袴が白く、階級が高くなると紫色の袴を履く傾向にあります。
宮司以外の神職もいることを意識しながら、神社でお参りしてみてください。

宮司の年収はどのくらい?

人間は生きていくために仕事をするのであり、報酬をもらわずに生きていくのは難しいといえます。
よほどの蓄えがある人なら別ですが、神聖とされる職業においても給料をもらって生活を維持していかなければ生きていけないのです。

日本全国にある神社で働く神職や宮司と呼ばれる職業の人たちも、給料をもらっています。
その平均月収としては諸説ありますが、一般には23万円、年収にすると270万円前後といわれています。
通常の会社員と同じように、勤続年数や年齢によって給料は多少前後します。

神社の収入の多くは、祈祷料やお守りの販売といったお参り客からの初穂料になります。
すなわち参拝者が多い神社ほどもうかる可能性は高く、財政状況が厳しい神社の中には神職が他の仕事を兼務しているケースも見受けられるのです。
よくお参りする神社がある人は、その神社に貢献する意味でもお守りなどを買い支えてあげると良いでしょう。

宮司、お祓いをする場合は?

霊障やそれに似た現象に悩まされている人の中には、神社でお祓いをしてもらいたい人もいると思います。
神社でお祓いをしてくれるのが宮司をはじめとした神職です。
神社で行われるお祓いは悪いものを祓うだけではなく、招福や安全祈願などの願いが込められることが多い傾向にあります。
場を清めると同時に、祈祷を通して人々の幸せを願うことが神社におけるお祓いのアプローチとして多く見られます。
お祓いは神社だけでなく様々な機関で行われますので、自分に合ったタイプのお祓いを選ぶと良いでしょう。

宮司、お礼はどうしたらいい?

神社へのお参りにはいくつかの種類がありますが、その中でもお礼参りに訪れる人も多く存在します。
お礼参りとは神様にお祈りした事柄の成就を報告すると同時にお礼を述べるためのお参りです。

安産祈願の後に子宝に恵まれた、受験期に豪華祈願のお祈りをした後、志望校に合格できたといったケースがお礼参りのシチュエーションとして挙げられます。
お礼参りには特別な作法はありません。
いつものお参りの同じように神社の前で手を合わせ、神様に感謝の気持ちを込めて祈ってください。
直截お礼参りに行くのが難しい場合には、宮司にお礼状を出すといった形で感謝を伝えると良いでしょう。